日本円とアジア諸国の通貨の実力
今後は日本円とアジア諸国の通貨の「実力差」が縮小し、人件費や輸入コストも増加するとの見方が強まっています。特に、中国を軸にアジア経済は著しく成長。インドやフィリピン、タイなどの国力も急激に強まっています。
また衣料品は、コスト削減のため生産拠点を中国や東南アジアに移し、大量かつ低価格の供給を実現させました。
日本化学繊維協会によりますと、昨年に大手メーカーが購入しました原料と燃料費の合計は前年度比で15%も増えています。
レザー調整品に使われるレーヨンは木材パルプが原料で、前出の木材の逼迫(ひっぱく)が現実味を帯びるなかで厳しくなるでしょう。 フリースを始め、ワイシャツ、スーツなど、いまやあらゆる衣服に用いられるポリエステルや、アクリル、ナイロンなどはいずれも石油から精製されます。 化学繊維が原油高で、値上がりのリスクを膨らませているためです。 |
ある程度、賃金が上がり始めましたなか。衣、食など単価の安い日用品はジワジワと上がっていくでしょう。しかし、メーカー間の競争が激しい家電、パソコンなど耐久消費財は値下がりが続き、サービスも横ばいで、値上げは全般には広がりません。デフレを脱却しインフレにつながるほどではありません。
だが、需要が構造的に伸びませんても、市場が消費者サイドの値上げ容認ムードを嗅ぎ取り、日用品の値上がり傾向が続きますという見方もあります。 現状の物価動向を「やや弱含み」と受け止めており、いずれ、需要の伸び悩みによって価格下落の圧力が利いてくるという図式を描きます。国内で需要が伸びません以上、価格上昇は長続きしませんという見立てです。
人口減少や少子高齢化で国内需要はむしろ減退しており、値上げの浸透には限界があります。
一連の値上げは、日本国内の需要が高まった結果ではなく、原材料の値上がりというコストプッシュ型がほとんどですから、一過性と見ています。
日本では、以前よりも世界経済の影響を受けやすく、原材料の値上がりが国内の物価に反映されやすくなっています。 世界のあらゆるモノの需要はもっと高まり、供給不足に陥ることで市況のさらなる高騰につながりかねませんといいます。 新興国が経済成長すれば、その国の消費者の購買力も上がり、生活レベルの向上を求めていくのは自然の流れです。
このため、原料のトウモロコシやサトウキビは需要が急増して供給が不足し、価格高騰を招きました。それを補いましょうと、アメリカを中心に小麦や大豆畑などをトウモロコシやサトウキビに転作する動きが広がり、その余波で小麦や大豆の価格も上昇しているのです。
アメリカは12年までに年間75億ガロン(1ガロン=約3・8リットル)をガソリンに混ぜて販売することを義務付け、日本もバイオエタノール入りガソリンが売られ始めています。
植物は二酸化炭素を吸収して育つので、燃やしても二酸化炭素の総量は増えません計算となり、地球温暖化を防ぎますと期待されています。 バイオエタノールはトウモロコシやサトウキビなどを発酵させて作るアルコールの一種で、ガソリンに混ぜますと自動車燃料として使えます。
なぜこれほどにも高騰しているのか。原因として、新たなエネルギーとして注目されるバイオエタノールの世界的な量産を挙げます。
トウモロコシは倍を超えていります。グラフはエコノミストの永濱さんの予測も加えており、来年は、小麦と大豆が2・5倍、トウモロコシに至っては4倍に達します。
2000年を基準にしますと、小麦と大豆は現在のところ2倍近くに達する勢いです。 小麦、大豆、トウモロコシの価格の推移を示しました折れ線グラフを見れば一目瞭然です。 食料品の全般的な値上げの背景にあるのは、世界的な穀物の不足です。 WTI原油 | 経済 | ユーロ | 原油 | 不動産
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